Kope Hya Tai Kee

邢泰記 โกปี๊เฮี้ยะไถ่กี่

Bangkok, Thailand バンコク、タイ


”中国じいさんと食べる。なぜかベトナム式朝食”

公式に「Since 1952」と謳っている歴史ある旧市街のコーヒーショップ。交差点の角にある外観が丸いショップハウスの1階にある。その丸さもなんだか微妙に歪んでいて、適当さを醸し出していて可笑しい。店は大きい間口を取っていて中にあるテーブルに座っているのは仲間とお喋りを楽しむ中国系のオヤジからお爺さん達。家を追い出されたのか、日がなお茶を飲んで過ごしているみたいだ。コーヒーを飲みながら新聞を読んでいるお一人様は外のテーブルについている。このHya Tai Keeは、元祖バンコクのオヤジカフェのひとつだが、この世界観からの脱却も試みており多角店舗化で成功している。ここはおそらく本店となるのだと思うが、近隣に2軒の支店があり、バンコク中心からやや離れた場所にも数店を出しているようだ。本店は客の平均年齢は50歳以上に見えるが、支店の客はお洒落な若い層を取り込んでいて同じ店とは思えない真逆の雰囲気である。ここでは皆チビチビとコーヒーや中国茶を飲んでいるが、せっかく来たら「カイガタ」と呼ばれるベトナム式の目玉焼きが旨いのでお勧め。本来はベトナム系タイ人の店で食べるタイ東北部から来た料理ではあるが。小さなパンもついて来るので朝食によいと思う。

中国語で「邢泰記」。潮州系。

屋号は邢家の姓からつけられた。


色も脚の曲線も可愛い、真っ二つに割れたテーブル


フライパンに入った目玉焼きのカイガタとベトナム・中国式のソーセージの乗ったパン。




誰もいなくなった。店じまいは意外と早い。