สุริยากาแฟ ตลาดวัดกลาง
Bangkok, Thailand バンコク、タイ
”市場の片隅にあった100年の歴史”
混雑するワットクラン市場の一番片隅に、潮州からの移民時代より始まった創業100年過ぎのコーヒーショップがある。先代の名もないコーヒー売りから始まり、Suriya Coffeeとしての店舗は1942年から、現在は3代目という歴史をもつ。近辺に支店が2店舗あり、特にタラートプルーの高架橋下の店の方が有名かもしれない。この店に行くために市場へ向かう道を歩いていると、どこにいくの?と路上で声をかけられたのだが、Suriya Coffeeへ行くと答えるとそっちじゃない、向こうの橋の下だよ、と教えてくれた。そちらではない、この本店はなぜここにと思えるような大きな生鮮市場の中のショップハウスにある。この市場はバンコクヤイ運河というチャオプラヤー川に繋がる大きな運河沿いにあり、当時は交易の中心であったのであろう。今も勿論賑わっていて、席はぎりぎり空いていて相席になることが多かった。店のスタッフはテーブルをよく見ていて、お爺さんでいっぱいの古いコーヒーショップで一見入りにくそうでも、親切に対応してくれる。コーヒーは然るべき懐かしいコーヒーショップの味。オールドスタイルが好みであれば、この店の値段は間違いかと聞きかえすほど驚きの安さだ。コーヒーを淹れているのがそばで見えて、客が多いので忙しそうなのだがリズミカルにこなしていて見ていて面白い。パートンコーは注文を一気に配っていたのでどこかから仕入れたものと思う。フードメニューは他にグラスに入った半熟たまごくらいのようだ。店の裏は運河になっていて、外にテーブルが出ている。運河タクシーのように使っているのか、客らしき人を乗せたボートが行き来するのを見ているのも楽しい。市場と対岸の裏道を結ぶ木の葉のような小さなボート乗り場も近くにあって、この周辺は昔と変わらず水と近い暮らしをしているのだなと思った。
テーブルは木の他に銀色の平たい食堂みたいなテーブルがある。 席は多いが客も多い。 |
小さなコーヒーのグラスを4つ入れて運ぶ。 |
ポスターはバヤリース。 |
パートンコーとミルク入りのアイスコーヒー。 行くと相席で、あまりうまく全体が撮れない。 |
こっちは7アップと今は見かけないコーラ。 |
横に運河を見ながらゆっくりとコーヒーが飲める。 |