Suankularb Wittayalai School

โรงเรียนสวนกุหลาบวิทยาลัย

Bangkok, Thailand バンコク、タイ


”悠久の時を刻む美しき学び舎”

中華街の先、旧市街プラナコーン地区にあるMemorial Bridgeの手前に、タイ国内で最も古い歴史ある中高等学校がある。からし色の壁とグレーのタイル屋根のコロニアル風建築の長い校舎がTri Phet通りの緩いカーブに沿って続いており、現代に於いては定かでないが過去よりタイで最も長い建物としても有名である。2階建てで長さはおよそ200mもあり「ตึกยาว」、日本語にすると「長い建物」と呼ばれるそのままの愛称であるが、長い建物というとこの校舎を指すほどに固有名詞化としている状態で、WEBサイトを画像検索するとこのからし色の校舎がたくさん出てくる。タイ語の学校名Suankularbはローズガーデンの意味で、元々は1882年にラーマ5世(チュラロンコン王)によって王宮のバラ園地区に設立された王室関係者の子弟が軍事を学ぶ学校が始まりで、その後は一般的な中高等教育を学ぶ学校となりこの場所へ移転した。その後も卒業生は王室関係者、また著名な軍人、政治家等を輩出しており、現在もタイ屈指の名門校である。この校舎は1911年に完成し、もう既に100年という年月を越えておりその後幾度かの修復を経て現在へ至る。校舎の1階2階とも通りと反対の校庭側はアーチの続く廊下になっていて、見据えるとわずかに湾曲した通路がどこまでも先へ続いているようでなかなか美しい情景だ。今は残念ながら教室としては使われていないとのことだ。

正門。



バラの文様と王室の紋章のついた本の校章。
スクールカラーのピンクと水色はここから取ったのかな?

道に沿ってカーブしているのがわかる。


ここが終点。頭頂部にペディメントが付いている。



校舎の敷地側から正門の三角屋根を見上げる。

敷地内からみたアーチの続く校舎。内側に緩くカーブしている。

Tri Phet通り側から正門の三角屋根を見上げる。

通り側2階の窓。

通り側1階。2階バルコニーの階下は4枚の扉。

通り側2階のバルコニー。